オンラインショップ
電話問い合わせ
Web問い合わせ
ブリスターパック包装にはどんな種類があるの?
パッケージ

ブリスターパック包装にはどんな種類があるの?

ここでは、ブリスターパック包装の種類や用途、熱圧着式ブリスターパックの注意点、ブリスターパックの成型方法などについて詳しく解説しています。

ブリスターパックの種類

ブリスターパックには様々な種類があります。
以下、小売店の店頭などでもよく見かける主なブリスターパックの種類や特徴をご紹介します。

スライドブリスターパック

成型品の両サイドを折り曲げて、その隙間から紙などの台紙を差し込んで裏蓋をするタイプのブリスターパックです。
表面では商品自体の外観をアピールでき、裏面ではキャッチコピーや商品説明などを詳しく記載できる点が特徴です。
なお、台紙はブリスターパックの折り目の隙間にスライドして差し込むだけなので、そのままの状態では商品の落下や盗難などのリスクがあります。
そのため、通常はブリスターパックと台紙をホチキス留めしたり、セロハンテープで止めたりなど、何らかの後処理が必要です。
文具や安全カミソリ、おもちゃなどのパッケージによく利用されているブリスターパックです。

かん合式ブリスターパック(パック式・クラムシェル式ブリスター)

成型品の表面と裏面が一体でつながっているタイプのブリスターパックです。
商品を配置し、ブリスターパックの表面と裏面を折りたたんで収納します。
表面と裏面の両面から商品の外観を確認できること、単一素材による一体形成加工なので強度が高いこと、パッキング作業が容易なことなどが特徴です。
主な用途はホビー関連用品、文具、工具、部品類、釣り具類など。パック式、クラムシェル式、ダブルパックタイプなど、様々な名称があります。

シェルパック(二つ折りブリスター)

表裏が一体化した成型品の中に、商品と台紙を両方とも挟み込んで収納するタイプのブリスターパック。
かん合式の一種と考えて良いでしょう。
パッキング作業が容易な点、表裏の両面から商品をアピールできる点、吊り下げ用の穴を利用して陳列効率を高められる点などが特徴です。
立てて陳列できるスタンド式のシェルパックもあります。
主な用途は事務用品、工具類、ドアノブなど。2つ折りブリスターと呼ばれることもあります。

熱圧着ブリスターパック

成型品に商品を配置し、裏から台紙を熱圧着するタイプのブリスターパック。
スライドブリスターパックとは異なり、はじめから成型品に台紙が密着しているため、ホチキス留めなどの後処理は必要ありません。
また、スライドせずに台紙を取り付けられることから、ブリスターパックや台紙の形を自由に企画できます。
医薬品、化粧品、ボタン電池、乾電池、接着剤、金具など、幅広い商品の用途に利用されています。

トリプルパック(三つ折りブリスター)

商品を立てて陳列できるよう、成型品を3つ折り仕様にしたスタンド式のブリスターパック。
表裏のどちらからも商品の外観を見られること、かん合式と同様に雄と雌を閉じるだけで簡単に商品の収納ができることなどが特徴です。
フック掛けでも商品を陳列できるため、商品の配置換えなどにも融通が効きます。
化粧品、おもちゃ、文具、フィギュアなど、様々な商品の用途に利用されています。

熱圧着ブリスターパックの注意点

小売店などで広く見かける熱圧着式のブリスターパック。
非常に便利なパッキング方式なのですが、導入を検討する際にはいくつかの注意点を理解しておく必要があります。
主な注意点を3点ほど確認しておきましょう。

事前に接着テストが必要となる

成型品と台紙が適切に接着するかどうかを確認するため、事前に熱圧着機で接着テストを行う必要があります。

時間とともに接着力が低下する

成型品と台紙との間に熱圧着用の接着液を塗布しますが、この接着液には有効期限があります。
商品を倉庫などに保管する場合には、時間とともに接着力が低下することを理解しておく必要があります。
なお、保管環境によっては接着力の維持期間が変動します。

保管環境・保管方法に注意する

夏場に高温となる環境で商品を保管したり、台紙を積むようにして保管したりすると、台紙同士がくっついてしまうことがあります。
保管環境や保管方法に注意する必要があります。

ブリスターパックの成型方法・工程

ブリスターパックは、「真空成型」というプラスチック加工技術を利用して製造されています。
真空成型とは、プラスチックシートを加熱して軟化させた上で凸型や凹型の金型にあわせ、隙間をなくすように真空状態にして密着・硬化させる技術のこと。
金型の製作は比較的安価にできるため、小ロット多品種の商品を対象にしたブリスターパックでも比較的低コストで製造できます。

ブリスターパックの製造工程

1. プラスチックシートを加熱して柔らかくする
2. 柔らかくなったプラスチックシートを金型にあわせる
3. プラスチックシートと金型の間を真空状態にする
4. プラスチックシートを冷却して固める
5. 成型品の余分な部分をカットする(トリミング)

 

関連商品
シェルパックに関する情報はこちら
スライドパックに関する情報はこちら
ブリスターパックに関する情報はこちら

一覧に戻る
お問い合わせ

御見積のご依頼や、サービスに関するご質問やご相談、資料請求などはお気軽にお問い合わせください。

※営業や勧誘等のお電話や書き込みはご遠慮ください

電話でお問い合わせ(※受付時間 平日8:00〜17:00)

03-3912-5131

お電話でお問い合わせ

受付時間 平日8:00〜17:00
Webでお問い合わせ お問い合わせ